ロサンゼルスのフィルムメーカーNoam Kroll氏がApple Final Cut Pro X(以下FCPX)とAdobe Premiere Pro(以下Premiere)の編集画像の圧縮後のクオリティー比較をしていました。
Noam Kroll氏はファイル圧縮に関してはかなりのこだわりがあり、特にWebにアップした際の画質の劣化にはそうとう注意しているとのこと。また仕事柄いろいろなノンリニアー編集のソフトを使っているようで、FCPX、Premiere Proのどちらのソフトも使うことが多いといいます。個人的好みでFCPXも使っているそうですが、これまでのバージョンでは書き出しの速度の早さから、たとえ編集自体はFCPXでしても最終的にはPremiere ProもしくはAdobe Media Encoderを使うことが多いといいます。
その上で、通常使っているスタンダードなH.264の圧縮を行ってみたところ、結果は一目瞭然だったといいます。もったいぶるようですが、まずはご自身で確かめてみてください。
上がFinal Cut Pro X、下がPremiere Proです。
次は上記の画像を400%に拡大したもののスクリーンキャプチャーです。同じくFinal Cut Pro X、下がPremiere Proです。
Premiere Proの圧縮ではブロックノイズなどが目立ち、圧縮率が高いようで、色の破綻も多く見えます。これはレンダリング品質を最大にしても大きな改善は見られなかったようですが、試しにFCPXで同じ設定で書き出してみると結果は良好だったとのことで、この実験後からPremiere ProでのH.264画出しは使わないようにしているそうです。
Finalcut Pro XとPremiere proの圧縮の違い
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