コマーシャル系の撮影ではクライアントが同席したり様々なスタッフがいてモニターをチェックする訳ですが、ギンバルを使った撮影などではカメラマンが自由に動くために有線接続によるモニターは実用的ではありません。
そういった制約はワイヤレスにモニター画像を送受信機できれば解放されます。
Nyrius Aries ProはHDMI端子からHD動画をワイヤレスにストリームする送受信機のセットです。下記の動画はFour Sandy Feetというプロダクションの撮影クルーがNyrius Aries Proを気に入ったので自主的にデモ動画を作ったとのこと。ジンバルにはRonin、カメラはEOS C100が使われています。
HDMIからのHD画像をストリームする同様の機材はすでにいくつか出ているようですが、見た目は同じでも内部のプロセッサーが異なっているのか、チャンネル数が少なかったりタイムラグが生じたりする場合があるようです。
ただしこのタイプのトランスミッターは元々がラップトップなどのHDMI端子にさして使うことを想定しているためか、カメラリグなどへのマウントはマジックテープなどで固定して使う必要があります。レシーバーは1/4インチ径のカメラ用の標準ネジ穴があります。
またUSB端子からの給電のため、USB端子付きのバッテリーを別で用意する必要があります。下記の動画の人はドローンで使うためにケーブルを改造して給電するようにしています。
電波の届く範囲は遮蔽物のない空間で最大で160フィート(約48メートル)となっています。