動画は様々なクリエイティブ・ワークフローを紹介しているサイトPhlearnによる40~60年代ピンナップ風のイメージ作製の舞台裏。詳細のノウハウは有料のページ(How to以外にテクスチャーデータなどもついてきます)となっていますが、動画を見るだけでも概要は掴めるのではないでしょうか。
画像のコンセプトは、クラシックなピンナップ風イメージに、現代のテクノロジー(スマートフォン)を組み込んで、過去と現在のコントラストを表現しようというものです。
ライティングはカメラ右とモデル右からパラボラ・アンブレラ、モデル左からソフトボックス、モデル後方上からアームに付けたオクタボックスでヘアーライト、全体に光を回してあまり影を強調しないセットとなっています。
頭上背後からのヘアーライトは使うようになるまでは重要視していなかったでそうですが、コスメティック関係の撮影では非常に大切だと考えるようになったそうです。たしかに髪の毛の立体感が強調されていて、非常に効果的に見えますね。
画像は編集時点でドッジ&バーンツールなどでディテールを抑えて、エラーブラシで描かれたような雰囲気を作っています。
Phlearnのページには他のサンプルやライティングのセットアップ図もあります。
動画を見る限り、ライトはPaul C. Buff社のEinstein、パラボラ・アンブレラも同様に同社のPLM(Parabolic umbrella Lighting Method)が使われているようです。
このPaul C. Buff社はアメリカに拠点をおく写真用ライティングの会社ですが、高品質な製品を直販によるリーズナブルな価格で、また非常に優れたユーザーサポートを提供する会社として、評価が高いです。日本では平行輸入で扱っているところもあるようですが、日本を含むアジア地域では、オーストラリアに販売会社があります。