プラスチック製の中判カメラなどアナログ写真の良さを再認識させるきっかけにもなっているLomographyが、1840年代にオーストリアで作られたポートレイト用のレンズを再現したNew Petzvalレンズの販売を開始しました。
このレンズは85mm/f/2.2で、絞りはカード型のものを交換するようになっています。このレンズはボケた部分が回転したように描写されるところが大きな特徴です。また絞りがカードになっているため、どの絞りを選択しても真円のボケが期待できます。
マウントはキヤノン、ニコンの2種類。クラシックレンズを基に作られているため電子接点などはありません。
現代のシャープさを追求したレンズとは一線を画すビンテージならではの雰囲気のある描写となっており、決して使い勝手のよいレンズではないと思いますが、こういう描写が現代のデジタルカメラで再現できるのは貴重な存在ではないでしょうか。
日本では9月4日に発売記念パーティーも予定されています。