撮影後にピント位置を変更できるカメラとして注目を集めるLytroからシネマ用のカメラシステムが発表されました。
ライトフィールドカメラの技術は、複数のカメラで撮影した三次元情報を持つ画像を演算処理することにより任意の位置にピント位置や視点を変えることができるものです。(詳しくはWikipediaを参照してください)
このピント位置を変えられることを利用し、必要な被写体以外のデータを消去することにより、原理的にはどこで撮影してもブルーバックを必要としないデータを抽出できるようになるようです。
また同様にカメラのトラッキングを正確に記録することによって、背景のCGなどのアングルの自然な合成を可能にするようです。
カメラ部のスペックは、755 RAWメガ(40Kに相当)、300fps(400ギガバイト/秒に相当)、 16stopsダイナミックレンジと映画用に必要十分な性能を有すると思われます。
価格などは現時点では不明ですが、映画界に相当なインパクトを与えるのではないでしょうか。
詳しくはLytro Cinemaのサイトをご覧ください。