カメラ機材メーカーSIRUIから映画用のアナモフィックスレンズが発売されています。
アナモフィックスレンズはシネマスコープを呼ばれる映画用のフォーマット2.39:1の映像を撮影するために開発されたレンズです。
映画のワイドなスクリーンは、通常の35mmフォーマットのシステムでは上下に黒い帯が入り、画像が著しく劣化していたと言います。それを解消するためには2つ以上のカメラや特殊なシステムを用いる必要がありましたが、アナモルフィックのシステムでは35mmのフォーマット全面に撮像し、映写時に横方向へ引き延ばす特殊なレンズさえ用意することで、高画質なワイドフォーマットな映像を実現することができました。
現在のデジタルなシステムでは画質面では必ずしも必要はないのですが、横方向に引き延ばすことを前提としたレンズは独特の光のフレアを発生させることが可能になっており、シネマティックな光のエフェクトを光学的に映し出したり、独特のボケなどアナモフィックスレンズは現代でも好んで使う人も少なくありません。
このSIRUIのアナモフィックスレンズはAPC-Cサイズに対応したレンズとなっており、フォーサーズ用に加え、ソニーEマウント、FUji Xマウントの出荷も始まったようです
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