ハッセルブラッドX1D II 50Cと907Xがファーウェアのアップデートでビデオ撮影やフォーカスブラケティングに対応しました。
圧倒的な描写力を誇るハッセルブラッドの中判ミラーレスカメラ、X1D II 50Cと907Xのファームウェアが1.2となり、主に4つの機能が追加されました。
ビデオ撮影機能
X1D II 50Cには発表当初からモードダイヤルにビデオ機能が含まれていましたが、このファームウェアのアップデートでようやく撮影機能が実現しました。
これにより、2.7K (2720 x 1530)とHD (1920 x 1080) の動画が最大29.97pで4:2:0の8ビットカラーでの記録が可能です。
記録画素数では2.7kと見劣りしますが、大型センサーで撮影した動画のボケ味などはDSLRの動画とは一線を画す動画となっています。
フォーカスブラケット機能
一般的にセンサーサイズが大きくなるほど、フォーカスの範囲は狭くなり、またレンズのスイートスポットを外れると絞り込んでも画質は向上しないことから、ブツ撮りではフォーカス位置を段階的にずらして撮影後に合成するという手法をとることがよくあります。このフォーカスブラケット機能はフォーカス位置の変更を自動で行う機能です。
レーティング機能
現像ソフトなどではよく見る機能ですが、撮影画像にランクをつける機能です
ホワイトバランス機能の拡張
背面ディスプレイ中にスポイトツールによる任意の場所のホワイトバランスが測れるようになりました。これにより様々な光源が混在する環境でもカスタムホワイトバランスが容易に設定できます。
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