米Kessler Crane社から新しいMOCOシステムCineShooterが発表されました。
Kessler Crane社は堅牢なクレーンやスライダーなどを開発する映画業界でも定評のある会社です。
今回発表されたCineShooterは、同社のCine DriveとSecond Shooterを統合したような、コントローラー内臓の5軸のモーションコントロールのシステムです。
カメラのマウントは幅約20cm(8インチ)まで対応し、対荷重は6.8kg(15パウンド)までと、ミラーレスはもとより、REDカメラ、BlackmagicのURSA MiniやAlexa Miniなども使用可能です。さらにHeavy Duty Suportモジュールの追加で対荷重は約11.3kg(25パウンド)まで対応可能になり、多くの映像機材が使用可能です。
CineShooterシステムはノーダルポイントにカメラをマウントすることができるので、VFXなどでの高精度な合成処理も可能です。またコントローラーが内臓されているので、本体のみで5軸の制御が可能になっており、パンとティルト、3つの拡張端子によりスライダーとフォーカス、ズームなどの制御が最大10個のキーフレームでのコントロールの設定が可能です。
更にWireless Expansion Moduleの追加により、最大9軸までの制御がワイヤレスでも可能となります(有線でも可)。
また独自のMOCOソフトKOSでのコントロールに加え、Dragonframeのシステムにも対応しており、より高度なモーションコントロールの制御が可能になっています。
アプリでの制御に加え、PS4やXboxのワイヤレスコントローラーでの使用も可能になっています。
CineShooterの価格は2800ドル。
出荷開始予定は9月で、現在予約受付中です。手付金250ドルを入金れば最終価格は2500ドルとなり、優先的に購入することができます。