この撮影は15台のGoproはHero2を使用して、特製の湾曲させたDIYのリグに設置して手持ち撮影を可能にしています。デジタル一眼で15台を手持ちというのは現実的ではないので、アクションカメラならではの使い方と言えるでしょう。予算も比較的抑えることができます。
映画Matrixでは、被写体に対しほぼ360度を囲む形でデジタルカメラが配置していたので、カメラの同期、ライティング、写り込みのリタッチなど、かなり大掛かりな装置で後処理も手間がかかったと思われますが、こちらはアングルを限定していて、撮影は動画で行っているので、リタッチなどの後処理は必要ないと思われますし、同期はPuralEyes(音声の波形を基に動画を同期するソフト。お薦めです)で簡単にできそうです。
リグの湾曲は他のカメラが写り込まないギリギリのところで作られているのか、流石にMatrixのような被写体をグルっと取り囲むようなストップモーションにはなっていませんが、手持ちで撮影できるというのは言うまでもなく自由度が高いですし、動画中のアクセントとしては有効な手段ではないでしょうか。
以下が出来上がった動画。