Sonyが新しい積層型のセンサーExmor RS「IMX230」を発表しました。ただしこれはスマートフォン向けのセンサーです。
業界初の積層型CMOSセンサーと謳っていますので、Foveonが先では? と思ってしまいますが、スマートフォン向けの積層型センサーという括りなので、「業界初」ということなのでしょう。先日噂で出ていたセンサーとはサイズなどが異なりますが、「業界初」を謳いたいのでスマートフォン用を先に発表したのかもしれません。
詳しくはコチラのニュースリリースにありますが、これによると、
- 優れたフォーカス追従性
- 像面位相差AF信号処理機能
- HDR(ハイダイナミックレンジ)機能
- 高解像度の静止画や4K動画
がポイントとしてあげられていますが、積層型についてはあまり触れられていないようです。
将来的にデジタルカメラに搭載する際に大々的に発表するために、こちらは控えているのか、など勘ぐってしまいますが、素人的には積層型センサーを大々的に売り出せばいいのに、と思ってしまいます。あんまりやると既存のカメラの買い控えを起こしてしまうのでしょうかね・・・。
今回の新しいセンサーIMX230ですが、2100万画素の1/2.4インチセンサーで4K動画に対応しています。これまでも4kが撮れるスマートフォンはありましたが、積層型センサーの搭載で画質は相当向上すると思われます。ただし映像関連のクリエイターならいざしらず、一般ユーザーに4K対応のスマートフォンがどれほど魅力的なのか、ちょっと疑問ではあります。
またGoProのセンサーサイズが1/2.3〜1/2.7インチ(ただしHero3 。Hero4はオフィシャルには不明ですが、ほぼ同様のサイズと思われます)なので、将来的にはこのセンサーと同様の技術がGoProに搭載されると考えても間違いではないでしょう。