お掃除ロボットとして知られるルンバを開発するiRobot社の創業者の一人がカメラ付きドローンLVL 1を発表しました。
iRobot社の創業者でありルンバの開発者の1人としても知られるヘレン・グレイナー(Helen Greiner)さんが立ち上げた会社、CyPhy Works(サイファイワークス)よりコンシューマ向けのカメラ付きドローンLVL 1が発表されました。
LVL 1の特徴は誰にでも扱えるように開発された初めてのドローンと謳っています。
既存のドローンは移動する際に機体が傾いているため、安定した動画を撮るためにはジンバルなどのスタビライザーが別途必要になっていたのが、6つのローターを備えるLVL 1では安定した水平飛行を実現するためにスタビライザーなしでも安定した撮影が可能となっているようです。
スマートフォンによるコントロールで誰でも簡単に操縦ができるとのこと。またジオ・フェンス(Geo-fence)と呼ばれる機能により、飛行範囲をユーザーが定義することができるため、効率的な飛行や練習も可能となっているようです。
こちらは資金調達サイトのkickstartedにより、495ドルの資金提供でLVL 1が1台入手可能となります。プロジェクトが決まった場合には2016年2月に出荷開始されるようです。興味がある方はこちらのリンクまで。
興味深いのが開発元のCyPhy Worksのパートナーにアメリカの陸軍、空軍、沿岸警備隊、国土安全保障省などがリストされているところです。
創業者のヘレン・グレイナーさんが創業したiRobot社も軍事用ロボットが売上げの中心とのことなので、軍隊がパートナーになっているのは驚くには値しないのですが、いまやドローン市場のリーダーともいえるDJIが中国企業なので、今後規制がより厳しくなっていくであろうドローンがどうなっていくか見守りたいと思います。