アメリカ連邦航空局(FAA)はシカゴの会社に対し、無許可でドローンによる撮影をしたことによる制裁金として、過去最大の2億円以上を請求したようです。
FAAの発表によると、シカゴのSkyPan社が2012年から2014年にかけて65回に渡り無許可でドローンによる撮影を行い、1.9ミリオンドル(現在のレートで2億円以上)の罰金を課したそうです。
FAAの主張によると65回の無許可撮影のうち、43回はニューヨークの非常に厳重な規制のある空域でのもので、それらの空域への飛行に対する許可や、必要な機材を搭載していなかったことにより、民事制裁金としては過去最大の額となったようです。
SkyPan社のサイトにはFAAからの認可団体であるようなロゴなどが表示されていますが、FAAによると65回すべての撮影飛行が無許可で行われたといいます。
アメリカでは空港周辺や軍関連施設周辺、また国立公園などでのドローンの飛行は許可が必要になっており、ドローンの普及に伴い頻発するトラブルでルールが厳しくなっているようです。
日本にかぎらず撮影の際は事前に許認可など下準備は十分にしないと恐ろしいことになるかも知れませんね。
なお左の画像は米国内のドローンの飛行禁止区域マップなどを提供するiPhone用アプリHoverのもの。黄色は空港周辺、青は軍関連施設、赤は国立公園などの飛行禁止区域を表しています。