DJIの4kカメラの画質比較の動画です。Inspire OneやOSMOに搭載されているZenmuse X3とマイクロフォーサーズを使ったZenmuse X5、そしてパナソニックのGH4を使った比較です。
Zenmuse X3に使われているのはSony EXMOR 1/2.3インチ裏面照射式センサーで、12メガ、動画でのISO感度は100-3200、レンズは35mm換算で20mm/f2.8を搭載。
Zenmuse X5では4/3-inchセンサーで16メガ相当、ISO感度は100~25600で、標準キットレンズはDJI製の15mm(35mm換算で約30mm) f/1.7 ASPH、その他交換レンズはLumix 15mm f/1.7、オリンパス M. ED 12mm f/2.0やM.Zuiko 17mm f/1.8が現時点でサポートされています。
パナソニックのGH4は16メガ、ISO200-25600と、X5のハードウェアはGH4とほぼ同等、標準レンズもLumix 15mmとほぼ同様のスペックを持っています。
動画の前半ではInspire OneのZenmuse X3の通常版とZenmuse X5のプロ版の違いが解説されています。Inspire One Pro版での変更点は以下。
- Zenmuse X5はカメラ部の重量の違いからマウントのダンパー部分が大きなものに変更
- カメラが地面に触れるのを防ぐためにフット部分が高くなっている
- プロペラのマウントがワンタッチのものに変更
- カメラジンバルにカバー用クランプが付属
5:30辺りから始まるX3とX5の撮って出しの比較動画ではX3のほうがシャープに見えますが、これはセンサーサイズからくるフォーカス範囲の違いもあるでしょうが、X3のデータはある程度味付けされたものに見えます。対してX5は素材用のデータを出しているようで、拡大されたデータをみるとx5のほうがより編集耐性を備えたデータと言えます。
下の図表はX3とX5のセンサーサイズを比較したもの。被写界深度を得るためには小さなセンサーのほうが有利な場合もありますので、多くの場合、空撮ではX3で十分にも感じますが、よりクリエイティブな映像を作る場合はX5が有利と言えるでしょう。