風景のTime Lapseは同じような雰囲気のものが多く、今後作って行く場合は工夫が必要だと思うのですが、こちらはHyperLapseの手法で作ったミュージック・ビデオです。
また2つ目のリンクはその上のミュージックビデオの制作風景を含め、制作者Patrick Cheung氏 がHyperLapseのノウハウを紹介しているもの。
ビデオ中に出てくる計算法は以下の通り。
撮影枚数と移動距離の計算
何枚の写真が必要になるかは、まずシーンの長さを決める必要があります。
必要な秒数 × フレームレート = 撮影枚数
上記ビデオ中では6秒のシーンを25 FPSで撮るので、
6秒 × 25 FPS = 150枚が必要
次にシーンの中で被写体をそれぞれのショットでどのくらい移動させるか。
シーンの奥行きは605インチ(約15.3m:1530cm)で、それを150枚で撮るので
605インチ ÷ 150枚 = 4.03インチ つまり
1530 cm ÷ 150枚 = 10.2 cm
撮影毎に約10cmの移動をしながらの撮影となります。
また動画中にあるようにPatrick Cheung氏は効率的なHyperLapse撮影のために一脚を使用するとのこと。かなりのノウハウが必要だと思いますが、高解像度の写真画像は動画の解像度に書き出す際、解像度にはある程度余裕があると思いますので、後処理でトリミングをすることを前提に撮れば、お手軽に撮れるのかもしれません。
HyperLapseのミュージックビデオと制作風景
http://t.co/PEeHNJzhmp