長らくフォトグラファーの間ではキャニコンなどと言われるキヤノンとニコンのユーザーによる、どちらが優れているかという論争があるのですが、プロカメラマンのJason Lanier氏がニコンからソニーに変えた10のポイントを語っています。
アメリカのJason Lanier氏はウェディングや風景写真、その他様々なフィールドで活躍するカメラマンですが、ニコンからソニーに機材を変更したそうです。使っている機種はSony A7sとA6000。
要約すると以下の10の理由です。
- 価格
- 重量
- 電子ビューファインダー(EVF)
- ティルトスクリーン
- フォーカスピッキング・ゼブラパターン
- メモリーカードの互換性
- スマフォへのアップロード
- スマフォでのリモートコントロール
- ブランドを超えた互換性(フラッシュなど)
- MFアシスト
ポイントはA7sの高感度とライブビューのようです。
1)の価格ですが、A7sの高感度ISO409600に匹敵するカメラはNikonではD4sですが価格差はA7sを2台買ってもおつりが来るほどです。
2)バッテリーを含む重量はA7sが500グラム以下に対してD4sは1.2kgと倍以上です。
3)暗闇の夜景を撮影する場合に光学ファインダーではピントを合わせることが困難なのに対して、設定を反映できるEVFやモニターは容易に可能。
4)ティルトするスクリーンはハイアングル、ローアングルともに撮影時のメリットになる。
5)フォーカスピッキングやゼブラパターンで、ピント合わせが困難な場合でも簡単に対応可能かつ露出設定も容易。
6)A7sではメモリーカードを他の機種などで使っているものでも利用可能とのこと(任意の機種間の互換性は不明のため、必要な方はご自身でご確認願います)。
7)スマートフォンとの連動で、写真をネットにすぐにアップすることができるので、(結婚式など)イベントを盛り上げるのに役立つ。
8)スマートフォンでのライブビュー撮影は非常に便利。ライトペインティングをする場合などは特に有効。
9)ニコンのスピードライトも使える(マニュアル調光のみと思われます)
10)フォーカスエリアの拡大が瞬時に行えるので正確なピント合わせが素早く可能
この動画は欧米系のカメラサイトで紹介されてから大きな反響を呼んでいます。個別の意見ではメリット・デメリットのある項目もありますが、トータルでは賛同する意見が多く、今後のカメラメーカーの争いはまた違ったものになりそうですね。
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米カメラマンのニコンからソニーに換えた10の理由
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