動画中にいわゆるHD動画(つまりはGoPro Hero3)で撮られた画像と、昔のビデオを彷彿とさせる荒めの動画が混じっていますが、これはカメラをトランスミッターに接続して、ライブビューの映像を操縦者の手元で見れるようにしている画像です。
2台のビデオゴーグルに映像を映し出しながら、あたかもラジコン・クアッドコプターの内部の乗っているかのように操縦できるとのことなので、林のなかをゆっくり進んでいるのもうなずけます(もちろん操縦にはかなりの習熟が必要で、何度も機材の破損を経験して上達したそうです)。そして操縦者の側にマイクをつけて音声の記録をしているので、非常に臨場感のある映像となってます。
GoPro Hero3のビデオ信号を送信した画像はSD画質のため、荒めの画像となっているようです。左上に見えるのが、クアッドコプターのバッテリー残量。これによってバッテリー切れによる不都合を防ぐ事ができるようです。
録画はGoPro Hero3の2.7 K モードで 25 FPSで撮影し、Final Cut Pro Xで1920×1080のHD画質に変換しているそうです。
GoProをクアッドコプターそのままマウントするとブレの影響で速いシャッタースピードでは盛大にゼリーのようにフニャフニャとした映像になってしまうため、ブレ対策をネットで検索すると、「プロペラのバランス」、「モーターのバランス」の重要性が出て来るそうですが、この2点を調整しても安定した動画をえるには不十分だったそうです。
さらにブレを防止するために、カメラをクアドロコプター本体にそのままゴムのダンパーを介してマウントしても、充分な成果が得られなかったそうです。
赤い部分がゴムのダンパー。緑はコプター本体。 これでは十分なブレ防止はできなかった。
そこで更に改良を加えたのが以下の図。
別途のプレートにカメラとバッテリーをつけて、そのプレートを4つのダンパーで支えるように設定。 ブレはほとんど発生しなくなったでそうです。
以下の写真をみると三層構造になっているのが分かります。またカメラはマジックテープとゴムでマウントされているようです。
なお上記のクアッドコプターはパーツを揃えて自作しているもののようです。パーツは日本で入手困難なものも含まれている可能性がありますが、参考までにリストしておきます。
フレーム: X468 Traveller Quad
モーター: T-Motors 2216 900KV
スピードコントローラー: Turnigy Plush 25A
フライトコントローラー: Dji Naza OpenPilot CopterControl (Testing both)
パワーディストリビュター: 100A from GLB
モータマウント: Alu from GLB
プロペラ: Graupner 9×5 、 Gaui 8×4.5
アーム取り付けパーツ: square alu rod from GLB.
その他 Kites and fun things. 4 – APA Type “B” Leading Edge Connectors 60″ .25″ fiberglass or carbon tube 6 – Stand off holders – Size Medium
ラジオコントローラー: Futaba 8U (FrSky 2.4 GHz)