アーティスト、アニメーターの肩書きをもつロバート・マッキントシュ氏による空撮動画です。 上記動画には、使用機材など詳しいことが分かっていないのですが、非常に迫力のある動画であることから、一部のサイトでは一体何を使って撮影しているのかと予測で盛り上がっています。
アニメーターとしては名だたるハリウッド映画に参加していることから、映像関連のプロであることは伺えるのですが、驚くのはドローンの操縦および撮影技術です。
上記動画は動画の画角からGoProで撮影されたとされていますが(ソースは不明)、ドローンはDJI Phantomではないかと予想されていたのですが、Vimeoに空撮動画がアップされているのが2012年初頭からなので、DJI Phantomはこの時点ではまだ発売前なのと、スケートボード用の公園のプロモーション動画に写り込むドローンのシルエットや、その公園のBlogに載った写真により、パーツによる自作キットのドローンであるようです。
ヘラジカを間近に撮影した動画で話題になったEirik Solheim氏のサイトでも同様にパーツによるカスタム作製のドローンが使われていましたが、Eirik Solheim氏は、安定した画像を得るには、如何にカメラを安定させるかが最も重要で、またそのための操縦技術はトライ&エラーの連続でいくつものドローンを壊したと言います。そうした過程を経て操縦が上達したとのことなので、ロバート・マッキントシュ氏は元々ラジコンの操縦が慣れているのか、非常に安定した動画には驚くばかりです。
ただ以下の動画では最後のシーンは明らかにヤシの樹に直撃したと思われるので、機材が故障している可能性が高いですね。
ところで、残念なことにアメリカでは小型のドローンによる撮影に規制がかかるようになりました。いわゆる豪邸などを扱う不動産屋は、売り出すのに派手なプロモーション用のサイトを作ることがあるのですが、そこでもドローンによる空撮が多用されており、そのためプライバシーの侵害を懸念する声があったり、またドローンによる事故を懸念する声や、パパラッチの盗撮を防ぐためなどの理由があったようで、商業目的によるドローンでの空撮はかなり厳しい規制をかけるようになっています。
もちろん規制のない国や地域でもプライバシーへの配慮や事故の予防などは十分にしたほうがよいのは言うまでもないでしょう。