デジタル動画・写真画像をフィルムにシュミュレーションするソフトは先日紹介したKoji Colorだけではありません。こちらのfilmConvertも非常に評価の高いソフトです。
以前SonyのA7sで月明かりのみで撮影した動画を紹介しましたが、この動画にFilmConvertでカラーグレーディングをしたものがアップされていますので、以前のものと見比べてみてください。
このFilmConvertは主立った動画編集ソフトやPhotoshopのプラグインとしてだけでなくスタンドアローンのソフトとしても提供されています。
以下はRed one MXで撮られた画像のサンプルとKodak Vision3フィルムで撮った画像を比較したもの。そしてRedのデータをFimlConvertでシュミュレートしたものです。
そのままの状態
Kodak Vision3フィルムで撮ったもの(ArriScan 4kでスキャン)
RedのデータをFilmConvertでシュミュレートしたもの
この辺りの評価は、だからどちらが良いかというのは感覚的な評価になってしまうのですが、粒状感などのアナログなものが付加されることによって、可視光線のみに限定された色空間にアナログ(といってもこれもデジタルな訳ですが)なデータが入ることで、想像力を喚起する深みが増すのではないかと考えています。