夜間から日中の露出差の大きなタイムラプスの撮影をほぼ自動的に行えるコントローラーにRamperProがあります。
夜間から日中の露出差の大きなタイムラプスの撮影にはシャッタースピード以外にISOも可変させるバルブ・ランピングというテクニックが必須ですが、これまでのコントローラーは日没や日の出の時間などを考慮した事前の準備が必要なことが多く、すぐに結果がわからないタイムラプスの撮影にはノウハウの蓄積が不可欠でした。
このRamperProは光センサーを搭載している上に、撮影データのヒストグラムを解析して微妙な露出補正が可能となり、夜から日中へのスムースなタイムラプスがほぼ自動で撮影することが可能となります。
上記動画では前半は日没から天の川の星空が露出幅16段分、27秒から見られる日の出のシーンは露出差21段分が見事に制御されています。日の出の撮影はISO 2500でシャッタースピード25秒から始まり。最後の明るくなったシーンはISO 200でシャッタースピードは1/5000とのこと。
さらにRamperProはステッパーモーターを制御することも可能なので、スライダーや電動ヘッドなどをこれ1台でコントロールできるようです。
RamperProで高度な自動撮影を実現するにはライトセンサー、USBコネクター、トリガー(リモート)コネクター、PCシンクコネクターの4種類を接続します。
撮影はRawで撮影し、基本的にはRamparPro本体がカメラを制御しますが、さらにセンサーとヒストグラムの解析したデータがXMPファイルとして書きだされ、Raw現像時に細かな現像設定の調整が反映されるようになっています。
以下はlightroomとAfter Effectのワークフローの説明ですが、英語の上にLightroomがオランダ語になっていますのでわかりにくいですが、おおよその流れがつかめると思います。