世界で最初のオープンソースで開発している4kシネマカメラAXIOMがベータ段階に移行し資金を募集中です。
以下はアルファ段階のサンプル映像です。
このAXIOMプロジェクトで開発されるカメラは一般向けのものではありませんが、センサーなどのハードウェアが持つ性能を100%引き出すことを目的にしているため、クリエイターの様々な要求にも応えられるようになると思われます。
市販されているカメラはセンサー性能をソフト的に制限しているものも多く、キヤノン用の改造プログラムMagic Lanternなどは有名ですが、これによってRaw動画での撮影などを実現したりしています。
Axiomではこういった既存製品の改造ではなく、最初からセンサーに最適化されたシステムをオープンソースで作るプロジェクトで、高スペックはもちろんのこと、開発者コミュニティーにて様々な機能の付加が期待できると思います。
現時点のスペックは
グローバルシャッター対応の4kセンサー(43とAPS-cより選べる)
4KRawの静止画
独立した3つのHDMI端子(それぞれ1080p60 4:4:4に対応)
キヤノン、ニコン、M43マウント(さらに増える予定)
リプログラム可能なリアルタイム・イメージプロセッサーとDualcore AMD CPU
スマートフォンやタブレット、ラップトップで無線もしくは有線でのカメラのフルコントロール
などとなっています。
350ユーロ(約4万8300円)の出資で、ほぼ原価で、予定価格の半額(1900〜2300ユーロ:約26万2000円〜31万7000円:センサーによって異なる)で購入できる権利が得られるようです。
こちらがキャンペーン用の動画。
興味のある方はクラウドファンディングサイトIndiegogoのAxiomページをご覧ください。